鮮やかな色々

FANTASIAはネタバレ無しで見て欲しかったので便宜上作った感じ。もう使わないかな…

自分的KADODE前半を振り返る

こんばんわぐ。

熊本公演の話

気持ち的には6月15日から始まったHOMEツアーもついにPartⅢ。KADODEは2ヶ月で6箇所、そして新曲4曲を携えるということで密度的には普通の新アルバムツアーみたいなノリですよね。公演箇所としてはここでようやく折り返しなことに目眩がする。

 

楽に会場当日入りできるの良いな~って思いながら会場についたら結構早めに行ったのに物販列かなりできててビビる。PartⅢ開幕だからか。気迫を感じる。ギリギリであいちゃんウインドブレーカーを確保できたので嬉しかったです。これでPartⅢの厳しい寒さにも耐えれるかな。体格がないのでダボダボすぎる。隙間風がつらい

 

開演。紗幕の向こうでわぐちゃんが円陣。表で円陣やることはいままで無かったと思うんだけど、それをここで見せるようになったのはワグナーたちも彼女たちと一緒に公演を作り上げる一員とちゃんと認められたから、信頼されたからだ、と思い上がりたい。

少女交響曲~KISS MEの青春の影パートや7GW~言の葉 青葉(夜は7Ss~雫の冠)でTVシリーズパート、その後のタイアップパートといい、ここはこういう曲の集まり、流れをやりたいんだなあというのがわかる気がする。

今回は昼夜ともほぼ最後列から見ました。最後列はワグナーたちの様子が自然と目にはいるのでエモくなる。ワグナーを巻き込んでWUGという物語が紡がれているのを実感する。

それで、最後列から見て、少女交響曲の段階でもう、水色多っ…って思いました。半分以上水色じゃないのか。よっぴー凱旋というのもありますし、多分よぴ推しじゃなくても水色振った人がいると思うんですよね。ロビーのお花も凄かったし。それだけここでやってくれることが待ち望まれていたんですね。夢を抱いた少女が故郷を離れ、いま大勢のファンと仲間を連れて凱旋に帰ってきたんですよね。よっぴー愛されてるなあ

 

企画コーナーは西日本組の思い出話。この三人はかつて飛行機使って仕事に通っていたようで、大変だったろうなあ…

カケル×カケルの歌詞の意味をあんまり考えたことが無かったんですが、よっぴー凱旋によく合ってて故郷への別離と覚悟を感じる曲で改めて好きだなあと思いました。「一歩早くに子供時代と さよならした」よっぴーとか高校生くらいのときから仕事してたんですものね。

夜の部、企画コーナーの後半。よっぴーが書いた手紙を読み上げる。「この熊本の街が 大嫌いでした」という切り出しにワグナーたちも真剣に聞き入る。このお話なんとなく知ってはいたけど、凱旋公演で実際に聴くと体温が下がったように感じた。この話をこの場でできるのが青山吉能ですよね。WUGメンバーも言っていたように、ここまで強さにも弱さにも正直でいられる人は稀有だと思う。

九州ってオタクにとって極めて不利な土地だと考えています。物理的距離というのは本当に如何ともし難く、それに起因してほぼあらゆる点で不利を背負うと思います。仕事としてやろうとするとそれはなおさらなんだと思う。そういったことに彼女はぶつかって苦しんだのかもしれない。地方出身者はなんとなくわかりそう。

このツアーを通して、HOME、故郷という言葉の意味をよく考えます。「ふるさとは遠きにありて思ふもの」という言葉が思い出される。遠く離れたから見えるものもあるというか、こう言えるようになることもあるんだろうな。

 

わたしの樹。感極まって歌えなくなってしまったよっぴーに「がんばって!」と声を掛ける人もいれば、代わりに歌う人も居た。多くの人が水色のライトを付けて立ち上がった。それぞれのやり方であの瞬間、あの場の誰もがよっぴーのためになにかしたいと想って動いた。ゾクゾクしました。

間奏中、昔の写真が映るスクリーンを振り返ってるのが印象的でした。

 

企画コーナー開けの1発めはMEMORIAL衣装に着替えてのHIGAWARI PRINCESS。もちろんよっぴーがプリンセス。この曲がこういうふうに進化するとは思ってもみなかった。後ろの映像に映る貴婦人のようなシルエットもそうですけど、ステッキが傘になりふわふわしたドレスみたいな衣装で踊ることで少女から美しい女性になったなあって感じがする。そんな昔から見ていたわけではないんですけど。プリンセス以外は白い傘ですけど、そこに照明があたって各色になってるのもかわいい。

 

言葉の結晶は…よく分からなかったんですけど強い圧を感じた。息もできないくらいでした。「言葉」というところから「言の葉 青葉」を連想するんですが第一印象はI-1のJewelry WonderlandをWUGが変質、先鋭化させたもの、って感じでした。曲調に反して?ダンスの激しさと複雑さ、照明含めた演出が一つの作品となってて美しかった。

 

最後のMCでわぐちゃん7人が集まって合唱するの可愛かった。Polarisの円もそうだけど集まってるのかわいい。

 

大阪公演の話

先週熊本いったばかりなのに今週も行っていいんすか!という気持ちで大阪に向かいました。3days、自分は1日目の夜~3日目に参加しました。1日目はかすうどん食べつつ(うどん好き)のんびりしててそろそろ向かうか~ってついったー見てたら昼公演終わりのTLに「ピンク持ってきたほうが良い」と流れてきました。あ~~ここで来てしまったか~~(来るなら仙台公演だと思ってた)ってなりながら急いでピンクを確保に行きました。時間もギリギリだったけど間に合って良かった。

 

そう、KADODEは衣装が毎回違うんですよね。今までの歩みを振り返るようです。一番ヤバかったのは3日目の衣装。「少女交響曲衣装による『少女交響曲』」ですよ。私がWUGを見るようになった頃はもう着てなかったので過去に着てた、くらいの印象で自然ともう見れないものだと思いこんでいたので、幕が落ちた瞬間に悲鳴のひとつとなりました。最初に見たわぐふぇすで2次わぐちゃんを感じて、それ以降自分はどちらかというと3次わぐちゃんを見ていたように思うんですけど、この衣装で踊ってるのを見た瞬間に彼女たちは今も2次わぐちゃんと地続きなんだなあ、と思って涙が溢れた。久海菜々美と片山実波がおった…

タイアップコーナーではスキノスキルが見れたのも嬉しかったです。FANTASIAの演出は文化的資産なのでぜひ映像に残してもらうとして、スキノスキルはダンスが可愛いからスクリーンなしでも見たかった。衣装によってスカート使う振りが省略になるみたいですね。

 

ソロ曲は歌われる機会も少なく、本当に貴重ですよね。WUGの曲、ってわけでもないのかな?そのへんはよくわからないけど今後も歌っていってほしいなと思っています。

特に印象的だったのは「GloriA」赤くて熱い。掛け合いの部分を「信じてますよ」って言うまゆしぃにWUGとワグナーの危ういまでの信頼関係を感じた。応えたいですね。

「わたしの樹」よっぴー熊本公演経てさらに進化してないですか?誤解を恐れずに言うと憑き物が落ちたようで、のびやかに表現しているように見えました。

「桜色クレッシェンド」ピンクのサイリウムを配布してる方がいらっしゃったおかげもあり会場に桜の花びらが舞いましたね。「交差点に きみは立つ 選んで進まなくちゃ」で会場全体を指すあいちゃん。桜の季節は出会いと別れの季節ですからね。今回はわれわれにとっても。おれも選んで進もう…MCで青も間違いじゃないよってちゃんと補足を入れるあいちゃんが好き…

 

HIGAWARI PRINCESSはみにゃみ→まゆしぃ→みゅーちゃん。まさにHIGAWARIでしたね。まゆみゆはプリンセスどうしたらいいかなって聞きに行く先がかやたんで、やっぱかやたんはメンバーからもかわいいと思われてるんだな…と納得してました。

新曲は土曜日のフライト。レトロな感じですごく耳に残る。サビのクラップが良い。WUGの期間を経て成長した、旅立つ7人の歌のように感じました。「しないと」「しなくちゃ」みたいな歌詞があって、彼女たちはそういう、泣き言を言ってられない、進むべき立場にある人間なんだな、ということを思わせられる。

2日目は言葉の結晶やりましたね。この難曲にも少しは慣れましたが、昼のMCで提案された「無音で消灯、ラストサビで点灯」を夜には成立させるワグナーもすごいなって思いました。とはいえ自分は色変えはあまり得意ではないので、「あのね」についてやっぱり色変えよりも集中して見てほしい~って言ってくれたかやたんの言葉をありがたく思いました。

 

大阪公演は企画コーナー以外のセトリほとんど変わらないはずだけど全然熊本公演と印象が違ってひたすら楽しかった。熊本のときはお互い気負いもあったのかもしれないけど。あと良い席を引かせてもらったのですけどまゆしぃが一生煽ってきてこれ死ぬまであるなってなりました。最高でした。